あにから!

「片恋いの月」の歌詞

いざ君が為 色に出でにけり 身をば思はず 我が恋は 有明の月と見るまでに 春雨の降る 今ひとたびの 何やらゆかし 夢の通ひ路 咲きみちて 人はいさ 心も知らず 戯れ

千早振る 夜半の月影に 心あて 愛しき 行く末は 天つ風 吹きしく 偲ぶれど ただ思ひけるかな ひと夜ゆえ 宵ながら 明けぬるを 手枕に かひなく夢ばかり 今来むと いひしばかりに 馳せる 終日のたり

乱れそめにし 我ならなくに 置きまどはせる 我が恋は 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 憂しと見し世ぞ 忘れてむかふ 春のともし火 夜をこめて 人知れずこそ 思ひそめしか

八雲立つ 深きに嘆けとて 出でし月 逢ひ見て 仄めかせ 咲きちるは 変はらぬ 誓ひてし 幾夜 燃ゆる思ひを 春すぎてわびぬればいたづらに しがらみは坐して身を尽くし 久方の長閑き 小夜更けて 照らす 月を見るかな

くれなゐ 花咲かんとすなり はかなくも 恋しき

夏やたつらむ 焦がれて見ゆる 憂きにたへぬは 我が涙 有明の霞に匂ふ朝 ひとりかも寝む 心さやぎて とどめかねつも やるかたなきぞ 愛しむ 暮ぞ淋しき さしも知らじな

千早振る 夜半の月影に 心あて 愛しき 行く末は 天つ風 吹きしく 偲ぶれど ただ思ひみだれて ひと夜ゆえ 宵ながら 明けぬるを 手枕に かいなく夢ばかり 今来むと いひしばかりに 馳せる 終日のたり 耐えなむ