あにから!

スイートプリキュア♪(すいーと ぷりきゅあ)

作品情報

2011年(平成23年)2月6日から2012年(平成24年)1月29日まで朝日放送(ABC)・テレビ朝日系列(フルネット局のみ)で放送された、東映アニメーション制作の日本のテレビアニメである。全48話。

前作の『ハートキャッチプリキュア!』から設定や登場人物を一新した新シリーズで、「プリキュアシリーズ」の通算8作目にして、6代目のプリキュアであり、本作も前作と同様に2人構成で物語がはじまる。
本作のタイトルに使われているスイートは「組曲」を意味する音楽用語であり、そのタイトルの通り、「音楽と友情」がメインテーマとなっている。朝日放送(ABC)の松下洋幸プロデューサーは「今までにない『新しい仕掛け』を盛り込む」、東映アニメーションの梅澤淳稔プロデューサーは「音楽をテーマに、散らばった伝説の楽譜の音符など、シリーズ最大のスケールで描いていく」としている。プリキュアの2人がピンチに陥った時に現れる「謎の仮面のプリキュア」など、新たな要素も組み込まれている。
主題歌は、前作『ハートキャッチプリキュア!』と同じ歌手が務めているが、担当は逆転している。また工藤は前作に続き、本作でも本編で声をあてているが、これまでのようなゲスト出演ではなく、音符の妖精・フェアリートーン役としてレギュラー出演となっている。
音楽は前作に引き続き高梨康治が担当しており、BGMの一部には女性コーラス(Remi、MIKI、高屋亜希那)が参加している。幸福のメロディ・不幸のメロディにボーカルを使用するのはプロデューサーたっての希望であり、また、高梨のアイデアで2つのメロディは「楽譜上の音符の音価の構成が同じ」という仕掛けになっている。
北条響役の小清水亜美と南野奏役の折笠富美子は、以前にABC日曜8:30枠のアニメ『明日のナージャ』においてメインキャラクターの声での共演歴がある。
シリーズディレクターは前作『ハートキャッチ』でも各話演出としてシリーズに参加していた境宗久。当時、境は『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の終盤制作に取り掛かっていたところ、『ハートキャッチ』のシリーズディレクターである長峯達也に演出として急に声をかけられ、その流れでプロデューサーの梅澤から「来年、一年付き合え」というメモを貰い、参加が決まった。シリーズ構成は、今まで舞台や映画などを手がけてきた大野敏哉が担当する。
前作から始まったデータ放送との連動で番組放送中にプリキュアポイントを貯めるミニゲームも引き続き行われた。また、番組終了時に表示されるエンドカードは、各週ごとに異なるものが表示される形式。
東日本大震災の発生により、第6話の放送が2011年3月13日から3月20日に延期された。話数も当初の全49話から1話短縮され、48話となった。シナリオについても、震災の影響で一部見直しが行われている。

人間世界とは異なる場所に存在する 幸せな音楽の国メイジャーランド。そこで年に一度だけ行われる演奏会に於いて、歌の妖精ハミィは世界の人々の平和を願い「伝説の楽譜」に記された「幸福のメロディ」を歌おうとしていた。しかし 演奏会の最中、悲しい音楽の国マイナーランドの王メフィストが現れ、楽譜を「不幸のメロディ」に変えようとする。メイジャーランドの女王アフロディテは音符を別の世界である人間世界にばらまいて それを阻止したが、散らばった音符を取り戻すため メフィストは配下のセイレーンと トリオ・ザ・マイナーを、アフロディテはハミィと7体のフェアリートーンを人間世界に遣わす。
一方、人間世界の加音町に住む北条響は、かつての親友である南野奏とすれ違う日々を送っていた。そんな中、2人はハミィやマイナーランドの刺客達と遭遇し、なしくずしにプリキュアの戦士キュアメロディとキュアリズムとして目覚めることになる。最初はすれ違いの出来事を引きずって喧嘩の多い響と奏であったが、徐々に友情を取り戻していき、プリキュアとしても一歩ずつ成長していく。
やがて、ハミィと対立していたセイレーンも、様々な出来事を通じて和解し、黒川エレン(=キュアビート)としてプリキュアに覚醒。3人のプリキュアは互いに助け合ってメフィストやトリオ・ザ・マイナーの襲撃を打ち破っていくが、やがて謎の仮面のプリキュア・キュアミューズとメフィストとの「驚くべき関係」と、マイナーランドを裏で操る真の黒幕・ノイズの存在が明らかになっていくのだった。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
 UTC
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原作
東堂いづみ
アニメーション制作
東映アニメーション
放送期間
2011年2月6日 - 2012年1月29日
話数
48

スイートプリキュア♪の楽曲