かいけつゾロリ(かいけつ ぞろり)
作品情報
擬人化された動物が暮らす異世界(作中では地球の日本として扱われる)を舞台に、キツネの主人公ゾロリと、ゾロリの子分で双子のイノシシであるイシシ・ノシシが、修行の旅をしながら行く先々で活躍するというストーリー。1987年にシリーズ第一作・『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』が発表されてから、年2回の刊行ペースで52巻まで出版されている(2013年2月現在)。 現在に至るまで幼稚園児〜小学生を中心に高い人気を誇る同シリーズだが、特に2000年代半ばから後半にかけて、当時の小学生の間で大人気となり、社会現象化した。
ゾロリはもともと〈ほうれんそうマン〉シリーズ(著者:みづしま志穂)の敵役であったが、「ほうれんそうマン」シリーズの終了に伴い、みづしま志穂了承の元にスピンオフとして単独シリーズを持つにあたった。両シリーズの共通点としては『ほうれんそうマンのゆうれいじょう』の結末部分(ゾロリが城を出て旅立つ描写がある)が『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』の冒頭に繋がること(本文には『ゾロリがかえってきた』との記述がある)、ゾロリの野望に"ゾロリ城パート2"の建設の可能性があること、一部登場人物が引き続き登場すること(ゾロリママとようかい学校の先生、顔見せ程度の登場にスミレちゃんや牧師ロボなど)などが挙げられるが、どれも全体としては些細な描写に過ぎず、「ゾロリ」シリーズ自体は「ほうれんそうマン」シリーズの予備知識がなくても問題なく楽しめる内容となっている。 主線のはっきりした絵柄で、キャラクターの台詞に吹き出しが使われるなど、絵本というよりコミックにも近い作風である。本文や台詞は難しい漢字は使われておらず、また、振り仮名がふられており小学校低学年程度なら一人でも十分に読める内容になっている。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2014-09-20 00:00:00 UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/
- 原作
- 原ゆたか
- 監督
- 錦織博
- 製作
- メ〜テレ、東急エージェンシー、ゾロリエンターテイメント
- アニメーション制作
- アンバーフィルムワークス、亜細亜堂
- 放送期間
- 2004年2月1日 - 2005年2月6日
- 話数
- 52