仮面ライダー剣(かめん らいだー ぶれいど)
作品情報
「平成仮面ライダーシリーズ」の第5作目に当たる。キャッチコピーは「今、その力が全開する。」「運命の切札をつかみ取れ!」。
本作品における仮面ライダーは「ライダーシステム」と総称されるシステムを用い、トランプをモチーフとする「ラウズカード」に封印されたアンデッドの能力を引き出すことによって、仮面ライダーへの変身と特殊技の発動を行う存在として位置付けられている。同じくカードを駆使して戦うスタイルであった『仮面ライダー龍騎』との差別化が制作上の課題となっており、結果としてポーカーのように一度に特定の複数枚のカードを使い、それにより技が強化されていくという要素を盛り込むことで、戦闘スタイルにバリエーションを持たせている。
前述の設定から、敵怪人に当たる「アンデッド」の数も当初から52体(後に53体)と明かされていた。そして不死身であり倒す方法が「封印」であることも大きな特徴であり、倒されて封印された怪人が復活することもある。また仮面ライダーのモチーフもトランプのマークであり、それに合わせて制作発表時から「登場するライダーは4人」と明かされていた。同時に、虫とのダブルモチーフである。
内容は前作の『仮面ライダー555』同様、怪人側にもスポットを当てたエピソードが複数存在するが、前作が「人間の心を残したまま異形の存在になってしまった者」の悲劇を描いたのに対し、本作品では「異形の存在として生まれながら人間の心を持ってしまった者」の苦悩が作中で描かれ、主人公サイドの登場人物であり、後者の要素を持つ相川始の苦悩や葛藤、その処遇を巡ったストーリーが展開された。
中盤では追加メンバーである上城睦月のトラウマに対する克服も大きくクローズアップされた。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2014-10-05 00:00:00 UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/
- 原作
- 石ノ森章太郎
- 監督
- 石田秀範 他
- 製作
- テレビ朝日
- 放送期間
- 2004年1月25日 - 2005年1月23日
- 話数
- 49