あにから!

機動新世紀ガンダムX(きどうしんせいきガンダムエックス)

作品情報

ある意味でガンダムシリーズの常識を破壊したと言える隠れた名作。
前作が女性ファン獲得に大きく貢献した『ガンダムW』だったが、この作品でいわゆる「カッコいいヒーローもの」から脱却してしまったことで女性ファンが離脱、しかも番組再編による打ち切りに見舞われてしまったことで目に見える人気はさほど高くない。

しかし、宇宙世紀シリーズを除いて初めて「ニュータイプ」の存在と意義について言及した作品であり、この点についてとある結論を最終話で提示したことにより「ガンダムシリーズの異端児」として知られるようになった。中途で中だるみする部分があるものの、総じて高いストーリー性を誇るほか、「戦争を知らない子供たち」がひとつのテーマとなっているため、少年期にぜひ子供たちと一緒に視聴したい名作だ。

ちなみに本作最大の魅力となっているのは、主役であるガロード・ランがニュータイプではないという点。
ニュータイプやそれと同等の意味を持つXラウンダー、コーディネーター、イノベイターといった新人類の概念があるTV作品において、主人公がそういった能力を持っていないのは本作のみ(∀のロランは小説版でニュータイプへの言及がある)。
絶対的な力を持つニュータイプを前にして、自らの根性と努力と操縦技術のみでそれらを打ち破っていくガロードの姿は、特別な力を持っていなくても未来を切り拓けるというメッセージを示しているようにも感じられる。

なお、本作に登場するヒロインのティファ・アディールは知名度で言えばマイナーキャラクターだが、ガンダムシリーズのかわいいヒロインランキングでは常に上位に食い込んでいる。戦いに夢中になっていくガロードに対する「私を……見て」のセリフにときめいた男性ファンは数知れない。ガロードが実にうらやまにくらしい。

ガンダムシリーズとしては、サンライズ制作のテレビアニメとしての新機動戦記ガンダムWにつづく7番目の作品にあたる。

1996年4月5日から同年12月27日まで(テレビ朝日は12月28日まで)、テレビ朝日およびその系列局にて放送された。

当時のテレビ局の経営事情により何の予告もなく一部で放送日が変更され、全39話で終了した。これはテレビ局の編成上の都合による放送期間短縮であり、初代「機動戦士ガンダム」のような人気低迷による打ち切りではない。

2005年よりDVD化され、2010年にはOPフィルム切り出しやその他特典を詰め込んだ初回限定生産のDVD-BOXが発売された。

なお、本作より9年後のA.W.0024年の世界を描いた、『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』という外伝が、角川書店より刊行されている(※本編のキャラは基本的に登場しない)。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
 UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/

監督
高松信司
製作
テレビ朝日、サンライズ
アニメーション制作
サンライズ
放送期間
1996年4月5日 - 1996年12月27日
話数
39

機動新世紀ガンダムXの楽曲