アニメ三銃士(あにめ さんじゅうし)
作品情報
小説『ダルタニャン物語』の『三銃士』を原作にした日本のテレビアニメ。
アレクサンドル・デュマ・ペール原作、NHK・NHKエンタープライズ製作、アニメーション製作は日本の学研と韓国のKORAD。アニメーションの実制作はスタジオぎゃろっぷが請け負った。1987年10月9日から1989年2月17日までNHK総合・衛星第2で全52話が放送されたが、放送中にソウルオリンピック等の中継等と重なるなどで放送間隔が空き、終了するまでに1年半の月日がかかった。1988年度第13回文化庁こども向けテレビ用優秀映画受賞作品に選ばれた。
低年齢層を対象とした作品であるため、アニメ版オリジナルの設定も多い。最も大きな違いは三銃士の一人アラミスが恋人の他殺死をきっかけに男装した女性であり、かつ悪役には転じない点である。それ以外にも、原作では「宿屋の奥さん」でダルタニャンとは不倫関係だったコンスタンスが「仕立て屋の娘」に変えられている、ポルトスに金に困った時に泣きつくマダムの愛人がいない(以上2点は倫理上の問題もあるのだが)、モデルは実在するが原作には出てこない「はだしのジャン」が登場する、馬のロシナンテが売り飛ばされない、ミレディーやコンスタンスの生死など、原作と異なる点が数多く挙げられる。物語後半は『ダルタニャン物語』の終盤から持ち込まれたストーリーとなり、悪役は鉄仮面で、アラミスによる仇討ちも絡めた展開となった。また、最終舞台は原作でポルトスの死地となったベル・イール要塞だが、結局主役陣は誰ひとり死ぬことなく、完全なハッピーエンドで閉幕する。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2014-01-22 00:00:00 UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/
- 監督
- 湯山邦彦
- アニメーション制作
- スタジオぎゃろっぷ、世映動画