あにから!

すいみん不足

評価

アニソン情報

女性5人組のガールズ・バンド"CHICKS"が発表した楽曲である。
一時期のキテレツ大百科でOPテーマとして使われたバージョンが有名。
拙いながらもやけに明るいボーカルと、さらに内容を明るくするようなベースが特徴の、見た目は明るい曲である。

実はこの曲には原曲とキテレツ大百科OP時の2つのバージョンがある。というのも、原曲にはテレビまんがにふさわしくない表現があるため。ちなみに、アニメ版の編曲もCHICKSが担当しており、歌詞やタイトルに「すいみん不足」「スイミン不足」の2つの表記の揺れがあるのも彼女たちの編曲に起因している。

アニメ曲も相当不気味だが、原曲でははっきりと社会や政治に対する不満、そして自然の明るさに反してないがしろにされた民衆の影の薄さを嘆いており、これがいわゆるプロテストソング(政治ソング)に属することを強く示唆している。

原曲の発表時期は不明だが、これがキテレツ大百科のOPに採用されたのが1990年。1990年といえばバブル景気の末期であり、冷戦終結と湾岸戦争が起こった年でもある。
前年代の1980年も明るいとは言えず、日本航空123便墜落事故や岡田有希子自殺に伴う後追い自殺、プラザ合意に伴う経済停滞の危機感やチェルノブイリ原子力発電所事故、天安門事件などに世相が大きく揺れていた時代である。

この頃は日本も世界も狂奔していた時代であり、忌野清志郎や憂歌団らが気炎を揚げていた時期でもある。なぜか「5人組の女性ボーカル・バンド」以外の情報がほとんど失われたCHICKSも、この曲で何かを訴えたかったのだろう。

その後、ゲーム「pop'n music 6」でパーキッツがカバーしたほか、ゲーム「アイドルマスター」のCD「MASTER ARTIST 03」では、765プロ随一の眠り姫・星井美希(CV:長谷川明子)がアニメ版のすいみん不足をカバーしている。また、「神のみぞ知るセカイ」の小阪ちひろ(CV:阿澄佳奈)もアニメ版のカバーしている。

ニコニコ大百科より引用

最高音域
hiB
最低音域
mid2A
映像付き(PV)
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