ポケットモンスター ベストウイッシュ(ぽけっと もんすたー べすと ういっしゅ)
作品情報
日本のテレビ東京と系列局などで2010年(平成22年)9月23日から放送中の、ゲームソフト「ポケットモンスターシリーズ」を原作とするテレビアニメ。『ダイヤモンド&パール』の続編として放送中。「ポケモンBW」などと略される場合もある。
シリーズ最後の地上アナログ放送でもある。2012年(平成24年)1月5日放送分から連動データ放送がテレビ東京系列で開始された。2012年(平成24年)4月にアニメシリーズ放送開始15周年を迎えた。
ゲーム版『ブラック・ホワイト』の発売に合わせて、登場人物などを一部変更してスタートしたシリーズである。サトシが前作の最終回で新地方に向かっておらず、前作最終回でサカキに呼び出されたロケット団のムサシ・コジロウ・ニャースの行方がBW第1話で明かされることで前作と話がつながっており、設定上はサトシとピカチュウがシンオウ地方からマサラタウンに帰還した後のストーリーとされている。
タイトルの『ベストウイッシュ(Best Wishes!)』とは、「旅立つ人の幸運を願う言葉」と説明されている。略称の「BW」はゲーム版『ブラック・ホワイト』の頭文字とかけている。また、「ウィッシュ」ではなく「ウイッシュ」となっているのは、舞台となるイッシュ地方の「イッシュ」とかけているからである。
監督は須藤典彦が、シリーズ構成は冨岡淳広が前シリーズから引き続き担当している。総作画監督は山田俊也と広岡歳仁の2人が各話ごとに担当している。劇伴は宮崎慎二が引き続き担当しているものの、使用されるBGMは一新され、過去のシリーズで使用されていたBGMが使われることは少なくなった。また、使用されるBGMはゲーム版『ブラック・ホワイト』のBGMをアレンジしたものが多い。
テレビ東京系では第3話から(遅れネット局では第1話から)、エンディング後には新コーナー「オーキド博士のポケモンライブキャスター」がスタートしている。従来の「オーキド博士のポケモン講座(大百科)」に準じたもので、「オーキド博士のポケモン大検定」で廃止されていたポケモン川柳が復活した。一方で、ポケモンは映像のみの出演で、オーキド博士が紹介したポケモンにひどい目に遭わされるという定番のオチは無くなった。第61話からは『無印編』のCM前後のアイキャッチで行われたポケモンのシルエットクイズが復活し、BGMも同様の物が第81話まで使用されている。
テレビ東京系や一部の地方局の初回放送では、第1話、第2話が連続の1時間スペシャルとして放送された。また、テレビ東京系での初回放送日となった2010年(平成22年)9月23日には、アニメ放送開始を記念して六本木ヒルズにおいて「ポケモン祭りだ! ベストウイッシュ」が開催され、テレビ東京系では一部が生放送された。初回視聴率は9.3%。2012年(平成24年)6月14日では第1期の最終回となる1時間スペシャルを放送、視聴率は6.5%だった。第1期の平均視聴率は5.8%。
文字多重放送であり、その中の字幕ではサトシの台詞は黄色で、アイリスの台詞は水色で表記される。なお、日本のテレビ放送でのクローズドキャプション字幕で主人公の台詞を黄色で表記するのは、半ばデファクトスタンダード化している。
スペシャル時などのコーナーナレーションは前作に引き続き、服部伴蔵門が担当している。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/
- 原作
- 田尻智、増田順一、杉森建
- 監督
- 湯山邦彦
- 製作
- テレビ東京、MEDIANET、ShoPro
- アニメーション制作
- OLM Team Kato
- 放送期間
- 第1期:2010年9月23日 - 2012年6月14日
第2期:2012年6月21日 - 放送中