宇宙戦艦ヤマト〜ヤマトよ永遠に〜(うちゅう せんかん やまと やまとよ とわに)
作品情報
1980年8月2日夏休みシーズン公開の「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の劇場用映画の第3作目。オフィス・アカデミー製作、東映動画(現・東映アニメーション)とアカデミー製作が制作協力で、全国東映洋画系で公開された。観客動員数は220万人。アニメーションシリーズ中、唯一「宇宙戦艦」の語がタイトルに含まれない。
本作では、主人公である古代進とヒロインの森雪を宇宙と地球に完全に別離させた上(ストーリー上、終始両者が全くの別行動を取り続ける展開は、後年制作された「復活篇」を除き、シリーズ中本作のみである)、古代には姪のサーシャを、雪には敵将校のアルフォン少尉を接近させ、それぞれが別の異性との間で揺れ動くという形で、遠距離恋愛に伴う危機を描き、「愛することは信じ合うことである」(西崎プロデューサー曰く「信頼の愛」)をテーマに(主題歌・「愛よその日まで」の歌詞中にもそのテーマの片鱗が覗える)、地球と暗黒星団帝国との戦いを描いた。
前年に放送されたテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』からの続編。シリーズ中、唯一前作と共通の敵と戦う。
ただし、本作の監督である松本零士は、本作は『宇宙戦艦ヤマト2』の続編的な作品であるとして、『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の続きと見ないでほしいと語っており、劇中で前作『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』での出来事について触れられることはほとんどなく、「暗黒星団帝国」という名称も出てこない。
松本零士は、本作で『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを終えるとしていた。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2014-08-31 00:00:00 UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/
- 監督
- 舛田利雄、松本零士