天元突破グレンラガン（てんげん とっぱ ぐれんらがん）

もはや語る言葉など必要ない。そう思わせてくれるような漢らしさが魅力のロボットSF超大作アニメ。
アニメファンならばタイトルを聞いたことくらいはあるだろう。アクションアニメ好きにとっては絶対にチェックしておきたい作品ランキングで間違いなく上位に入る傑作である。放送は2007年。

荒廃した世界、地下でひたすら穴を掘って生活しているシモンを中心に、カミナやヨーコら個性的な面々との友情や信頼関係を経て世界を一変させるような戦いが繰り広げられていく。とまあここまでだとありがちなアニメだが、とにかく本作はいろいろな意味でリミッターがぶっ飛んでおり、演出面・セリフ面など派手で豪快でかつ爽快な作品となっている。

作風は「ゲッターロボ」などのロボットアニメのオマージュがあちこちに見られ、そういった名作たちを愛好しているファンにとっても嬉しい演出が多かった。

前半と後半で作風が大きく異なり、前半は荒廃した世界を舞台としたストーリー、後半は宇宙を舞台とした戦いが描かれるなど、ロボットアニメでかゆいところに手が届くといった印象だ。TVアニメ版と劇場版では結末が若干異なり、戦闘シーンもより派手で豪快。というか銀河よりも大きいロボットってどんなサイズだ。しかもそれが銀河を放り投げたりしている。その銀河に住む生物ってこれのせいで全滅じゃね、という疑問はとりあえずスルー推奨だ。

音楽性も非常に高く、特に最終決戦時に流れる音楽とアニメーションは、近年放送されたアニメの中でも特筆してクライマックス感を加速させてくれる名演出となっている。
オープニングテーマをしょこたんこと中川翔子が担当したことでも知られ、高い歌唱力を証明した。

男女問わず人気のある作品だが、その漢っぷりに思わず「一生ついていきます！」となったファンも多いはず。最終決戦時のシモンの衣装はいろいろな意味で衝撃的だった。

原作

GAINAX

監督

今石洋之

製作

テレビ東京、KDE-J、電通、ANIPLEX

アニメーション制作

GAINAX

放送期間

2007年4月1日 - 9月30日

話数

27