あにから!

スラムダンク(すらむだんく)

作品情報

日本のスポーツ漫画といえば、これを除外して語ることはできません。
井上雄彦による「スラムダンク」は、バスケットボール漫画の最高傑作です。バスケ漫画はその後にも様々な作品が登場してきましたが、現在のところ本作を超えるだけの人気・知名度を獲得した作品はないと言い切ってしまうことができるでしょう。アニメ版もまた爆発的ヒットとなり、名曲の数々を生み出してきたことでも知られています。「君が好きだと叫びたい」や「あなただけ見つめてる」など、カラオケでも定番曲になっていますよね。

もともとは不良で喧嘩に明け暮れつつ、惚れた相手に告白して片っ端からフラれていた主人公の桜木花道が、ひょんなことで一目ぼれした春子さんの言葉に乗せられてうっかり入部した湘北高校バスケ部で、その破天荒っぷりで周囲を巻き込みながらも、赤木主将や小暮、宮城リョータ、三井寿、そして天才プレイヤー流川などとともに、全国制覇目指して成長を続けていく物語。この成長という部分が非常に大きなポイントで、序盤は「バスケなんて別に好きじゃねーし」という立場だった彼が、次第にのめり込んでいき、最終的になによりもバスケを愛するプレイヤーになっていくという、そのプロセスが丁寧に描かれている点がまさしく秀逸。名言の数々も生み出されており、本作の名セリフを一つも見聞きしたことがないという20~30代の男性はほぼゼロに近いのではないでしょうか。

キャラクターひとりひとりの個性が立っているため、それぞれへの想いを書いていると大変な長文になってしまうため省きますが、やはりラストシーンの花道と流川の「あれ」は震えましたね。作中で3回くらい泣いてしまう場面がある本作、読んだことがないという方は、要チェックです!
原作
井上雄彦
製作
テレビ朝日、東映動画
アニメーション制作
東映動画
放送期間
1993年10月16日 - 1996年3月23日
話数
101

スラムダンクの楽曲